サッカー日本代表 アギーレ監督誕生！ 評判は？

サッカー日本代表の監督がハビエル・アギーレ氏に決まりました。


1958年12月1日生まれの55歳で、 メキシコのメキシコシティ出身です。


アギーレ氏は直情型の人間と言われ、ダイナミックで縦に速いサッカーを
理想に掲げています。


彼はこう語っています。


「私はダイレクトに物を言うタイプだ。相手の目を見て話すのもそのためだ。

自分が素直になれば相手も素直になれるし、信頼関係が生まれる。

それが自分らしくするということだ。

一番ダメなのは、嫌われるのを怖がって本当の自分を隠して生きることだ」


アギーレ氏は1995年にメキシコのアトランテで監督人生をスタートさせて
から、率直さと柔軟性でキャリアを築き上げました。


彼の最高の実績と言えば、2002年日韓ワールドカップと2010年南アフリカ・
ワールドカップでメキシコ代表をベスト16に導いたことでしょう。


持ち前のモチベーターとしての能力を存分に発揮し、強烈なスピリットを選手
に植え付け、チームを戦う集団に変貌させました。


戦術的に好んで用いるシステムは4-2-3-1です。


最終ラインをプロテクトする守備的MFを中盤の底に2枚並べ、ターゲットマン
となる9番タイプのCFを置く戦術で、縦に速いサッカーを理想とします。


また、アギーレ氏は多趣味な人でもあります。野球やアメフトを好んで観戦し、
映画鑑賞や読書にも時間を費やしています。


彼は 「24時間サッカーのことだけを考えていると自慢げに話す監督がよくいる。
プロ意識の高さは尊敬に値するが、私には真似はできない」と言っています。


豊富な経験と強烈な人格は間違いなく一流で、選手の選考にも独自の色を
出していくことでしょう。


日本代表に活力を注入する格好の指揮官であることは間違いありません。


と言いたいところですが、アギーレ氏に対する海外の評判は次の通り散々
だったりします。

・チームはとても守備的
・選手選考は駄目で、若手選手にチャンスを与えない
・クラブレベルでもあまり成功していない
・メキシコ代表で2度失敗している
・重要な試合で、彼が信頼する全盛期が過ぎた選手を送り出してやらかした
・罵りが多い


また、次のような声もあります。

・ザックのような細かい戦術の指示や分析はせず、大雑把な指示だけ出して
　後は選手に勝手にやらせるジーコスタイル

・選手選考は協会やスポンサーの意向の従う、というより面倒臭がり屋なので
　一々試合に足を運んで自分で選手を発掘したりはしない

・ベテラン重視で若手の起用は嫌い

・ミスした選手には汚い言葉で罵るがスター選手はミスしても何も言わない

・基本は仕事不熱心で趣味優先

・血の気が多く、切れると試合中でも暴力振るうタイプ

・メキシコ代表を2度16強にしたものの、メキシコでは謎采配と謎選手選考で
　自滅した失敗という評価で多くのメキシコ人に未だに恨みを買う

・日本代表は単なる金目当てで、150万ユーロでの最初オファーが来た時は
　金が少ないと一蹴し30万ユーロ増額させて交渉の席に着く


不安になってきますが、本当のところはどうなんでしょうか。


少なくとも、彼の直近5年の成績が芳しくないのも事実です。


直近5年のアギーレ氏の成績

2009年-2010年　メキシコ代表　Ｗ杯16強
(不可解な選手選考と采配で南アＷ杯でドメネクに次ぐ最悪という監督評)
2010年-2011年　リーガ13位
2011年-2012年　リーガ14位 (2012年は約1年浪人）
2012年-2013年　リーガ13位
2013年-2014年　リーガ13位


個人的には、ザックジャパンの総括がされないまま、何となく次期監督が
決まってしまったという経緯が釈然としません。


諸悪の根源はサッカー協会にあるよう気がしますが、アギーレ監督のもとで
日本代表にはがんばってもらいたいものです。

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